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東大卒プロゲーマーのときど選手が、立憲民主党の松原仁衆議院議員と会談しました。
公開された動画では、ときど選手がプロゲーマーになるまでの経緯やeスポーツアスリートの世界について、松原議員に話しています。




松原議員自身もeスポーツについて関心があるようで、ときど選手の父が東京医科歯科大学の教授を務めていたことも知っていたようです。


以下、ときど選手が対談で語った内容です。

・東大大学院時代、自分のライバル(ウメハラ選手)がプロになると宣言した時に「なんで俺じゃないんだよ」と思った。
・東大を卒業してゲームか就職か迷った。普通に考えたらありえない決断。いろんな方に相談して、普通に就職した方がいいという意見が大半だった。
・(東京医科歯科大学教授の)父親からは「お前みたいな性格だったら絶対チャレンジした方がいい」と言われた。自分の中でやりたい気持ちが大きくて、決めてはいたと思う。なかなか行動に移しきれなかったのが、その言葉でようやく行動に移せた。
・(EVO2017で優勝した)32歳の自分よりも今の自分の方が絶対強い自信がある。肉体的には反射神経とかが年齢を重ねるにつれて落ちていくのは仕方ない。ストリートファイターは間違いなく反射神経だけでやるゲームではない。総合力で戦っている。
・相手の癖を読んだり、相手の作戦がどれだけ引き出しを持っているか、年月を重ねると知識や経験として蓄積されていく。
・ストリートファイターはもともとCPUには勝てないという前提がある。人間同士の戦いだから面白い。背景や思いがあるから盛り上がる。AIに負けるのは関係ない。
・eスポーツの競技レベルはどんどん高くなっていて、その中で優勝を目指すにはゲームばかりやっていてはダメ。作戦を論理的に考えないといけないし、数字にも強くなきゃいけない。世界中で流行っているので、場所を選ばず海外の方とオンラインで作戦を一緒に議論することもある。強くなるために、英語力が必要だという側面もある。
・数字に強いとか、語学に堪能とかも必要なので、教育にも相性がいい。
・将棋の棋士は50歳でも現役でやっている。生涯現役でやっていきたい。プレイするのが好きなので、それが原動力になっている。
・(子供達へのメッセージとして)eスポーツのプロプレイヤーになりたかったら、絶対に学校の勉強をしっかりしましょう。それがトップを目指すうえで役に立つ。勉強とゲームを両立して欲しい。