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dominion


「カプコンカップ2020」の最後の出場枠を決めるコミュニティ投票が現在実施されています。
smash.ggの仕様で1人最大15票入れられるなど、投票としての在り方に疑問の声も囁かれていますが、どうやらそれだけではないようです。

複垢投票が可能で、その痕跡を消すことも可能ではないかというものです。
具体的には、投票に使われたTwitterアカウントが削除されても、票がそのまま残ることを利用した複垢投票の裏技があるのではないかというものです。


手順の一例としては、以下のようなものです。


適当なフリーメールアドレスを取得

Twitterアカウントを作成&smash.ggアカウントを作成

作成したTwitterアカウントでsmash.ggのTwitterアカウントをフォロー、smash.ggアカウントと作成したTwitterアカウントを連携させる
投票(15票入る)

Twitterアカウント削除
票がそのまま残る?(smash.ggのTwitterアカウントフォロー分の5票が消えた10票のみ?)



さすがにそんなわけがないだろうと思い、筆者が適当なメールアドレスで実験用のTwitterアカウントとsmash.ggアカウントを作成し、15票入れてからTwitterアカウントを削除してみる実験をしてみました結果、以下のようになりました。


1.まず、実験用のTwitterアカウント”@Experiment1127”を作成しました。
2020-11-27




2.そしてsmash.ggのTwitterアカウントをフォロー。
2020-11-27 (1)




3.投票する選手は票の増減が分かりやすい下位の選手からリストアップ。
今回はJB選手に15票いれることにしました。投票前は49票でした。
2020-11-27 (5)



4.smash.ggアカウントを作成して、先ほど新規作成したTwitterアカウント”Experiment1127”と連携させて投票。JB選手に15票投票出来ていることを確認。49票から64票にピッタリ15票増えました。
(smash.ggフォロー分の+5票が反映されるまで、何度か投票を消してやり直す作業をしました)
2020-11-27 (15)
2020-11-27 (18)
2020-11-27 (16)
2020-11-27 (17)




5.投票完了したので、Twitterアカウント”@Experiment1127”を削除。
2020-11-27 (19)




6.しばらくすると、smash.ggのTwitterフォロー分の+5票が減った10票が投票されたままの状態になりました。
2020-11-28 (4)
2020-11-28 (3)



さらに12時間ほど経っても、削除したTwitterアカウントで投票した10票はそのまま残っているように見えます。
2020-11-28 (8)
2020-11-28 (7)



以上のようになりました。
JB選手に入れた10票が最終集計で無効になるのかどうかは不明です。
もしも無効になる場合、同様の手法で行われた他の投票や、新規アカウントによる投票の扱いが気になるところです。

Twitterアカウントは同じメールアドレスで何度も作り直せないので、複垢投票をする場合は、その都度新しいメールアドレスを用意する必要があります。

応援したい選手のために新規作成したTwitterアカウントで複垢投票を堂々とやってもいいかもしれませんが、本人に関係ないところで「アイツ、やっとるな・・・」と思われる風評被害もあるため、選手の立場からはやめて欲しいのが本音ではないでしょうか。

しかし、明らかに最近作られたアカウントで大量に投票されている痕跡を消しつつ、票がそのまま残るのであれば、1垢あたり10票?を特定の選手に自然な形で紛れ込ませることも可能・・・な気もします。

ちょっと危険な香りがしますが、杞憂であることを祈りたいものです。