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haradaFR18



https://www.youtube.com/watch?v=QJOsM4mw4b8
4分頃から44分頃まで原田氏登場



先週末、アトランタで開催された対戦格闘ゲームのメジャーイベント『Final Round 18』で鉄拳7が北米で初めてプレイアブル展示されましたが、その時の原田氏インタビュー動画がYouTubeでアップロードされています。

内容は先日海外メディアで報道された鉄拳7の新キャラ情報をはじめ、鉄拳とストリートファイターのマーケティング的な違い、タイムリリースやクロエ騒動、ツイッターであれこれ言ってくるファンについての話などです。

Tekken 7 characters leaked: Jin Kazama, Devil Jin, and brand new fighters

http://www.eventhubs.com/news/2015/mar/19/tekken-7-characters-leaked-jin-kazama-devil-jin-and-potentially-brand-new-fighter/

動画を見るのも大変だと思いますので、大雑把に内容を書き起こして記事にします。





Q.Final Roundの感想は?

Final Roundは初めてだが、西海岸と雰囲気が違ってアットホームで居心地がいい。


Q.新キャラ等のリークが先日あったが、それについてどう思っているか?

カプコンがスト5のトレイラーを早く公開しすぎたのはカプコン自体のミスらしいが
鉄拳に関しては、日本のバンダイナムコとは全然違う韓国の会社がミスをやらかす。
それに関してはTAXとしか言いようがない。

鉄拳3でも一八とか準とかのキャラのデータやモデルが格納されていたが、登場しなかった。
鉄拳7でも色々なデータが入っていて、出さないけどデータ上は存在するキャラや出すはずのキャラの
データがなかったりする。だから基板のデータからこのキャラが出る、出ないといったことを言われても保証できない。


Q.あの赤いデカイのとか女キャラは何なの?

ゲームの中のデータじゃなくて、解像度とかも微妙になっていると思う。あれをあてにしないほうがいい。


Q.最近ゲーム開発で盛り上がりつつあるアーリーアクセスを鉄拳7でやる可能性は?

より多くの人に遊んでもらえる事を考えていきたいと思っている。
アーリーアクセスが格闘ゲームに向いているとは思えない。
DLCやアップデートが頻繁に入るのはどうかと思う。調整が頻繁にあると、やり控えが起きる。
例えば2週間後に調整しますとなったら、2週間売上が落ちる。なぜかというと調整された後のことを考えるから。
アーリーアクセスをやっていってゲームが完成した頃には熱が冷めていることがある。
いつでもバランスが変わって自分の努力が無駄になるということはしたくないし、ユーザーは格ゲーをパッケージで欲しがる。アーリーアクセスではなく別の手法を考えたほうがいいと思う。

鉄拳の場合は家庭用オンリーの格ゲーと違って、シビアなアーケードで鍛えられてからリリースされるのでアーリーアクセスとかしなくてもクオリティ的にしっかりしたものになっていると思う。海外のユーザーが早く遊べるようにという点ではアーリーアクセスとかではなく別のことを考えたほうがいいと思う。


Q.たとえばどんなものがありますか?

早く発売するしかないと思う。

アーケードなんていうレガシーなやり方をなぜ今でもやっているんだ?という意見の人がアメリカでも多いと思うが、それはみんなのためになっている。
ストリートファイターですら新作が出るのに10年かかったし、消えた格ゲーもある。
ソウルキャリバーなんかもかなり苦しくなっている。

日本のアーケードで出した利益は家庭用で儲かる利益と同じくらいのものがある。
規模が小さくなったにも関わらず、いまだにそれだけの利益が出る。

そうすると何ができるかというと、アーケードで一回作ってちゃんと利益が出て、その利益を家庭用の開発にまわしている。これを鉄拳は今までやっている。鉄拳は2D格ゲーとかに比べたら2倍以上の開発費がかかっている。鉄拳は家庭用で色々な要素が入って豪華だが、あれだけ盛り込んでコンスタントに発売できるというのはアーケードで支えられている部分が大きく、ワールドワイドで恩恵を受けているので無視できない。

家庭用だけでやると、他の格ゲーみたいにどんどん新作が出せなくなっていく。
または開発費が抑えられたりして苦しくなっていく。
鉄拳シリーズみたいに200万本、300万本売れるタイトルはそういうやり方をしているから出来ているということを理解して欲しい。


Q.カプコンは違うやり方をしているのでは?

カプコンも10年前は同じやり方だった。
鉄拳は他の格闘ゲームと規模が違って、他の格ゲーが数百なら鉄拳は数千ある。
市場がなくなってきてスト4なんて少ししか置いてない。
パッケージで出してこれで3年、4年遊んで下さいとなったら彼らはパッケージを売ったらそれでおしまいなので
次を開発する資金を得るにはバージョンアップしていかなければいけない。
それはアーケードで儲けて家庭用で儲けて我々は3年、4年収入なくても大丈夫ですという風に出来ないからしょうがないところがあると思う。
自分は全く同じゲームを出しているとは思わないが、あれはあれで1つのフランチャイズの生き残り方なんだと思う。

あとは客層の違いがあると思う。ストリートファイターは北米の人たちに愛されていて、競技プレイヤーも多い。鉄拳の場合は半分くらいヨーロッパでライトな層に支えられていて、キャラやエンディングが見たいとか友達同士で遊ぶ人もいる。だから半年とかでバージョンアップするのではなく、まとめて1つのものを欲しいというのもある。


Q.タイムリリースについては?

6の時にタイムリリースなんて古いと思って全部一気に出した。TAG2の時もそうだった。
そうしたらキャラが多すぎて攻略するのが大変になってしまった。タイムリリースは少しずつ攻略しているのが楽だから、今回はタイムリリースにしようということになった。

スケジュールは3月29日頃に20周年の日本向け配信で開発から発表する。
1ヶ月に1キャラとかだと待てないだろうから、4月からは2週間に1キャラとかでやっていこうと思っている。


Q.ラッキー・クロエの発表当初バッシングされたが動いてるのをみるとまずまずの評価。今後新しいキャラの発表方法はどうやってやるか?

キャラによって発表の仕方は変えたほうがいいかもしれない。なぜならクロエとかどんな発表の仕方をしても欧州とアジアのアニメオタクには響くキャラだと思っていた。北米で嫌われるのは分かってた。『それなら北米でのリリースではクロエは登場させませんよ』と悪態をついたら、今度はアメリカでもプレイしたいという味方が増えてきた。そういう騒動のおかげでクロエの知名度が上がってよかったと思う。
今後は台詞やキャラクター性、戦い方を見せてやった方がいいと思う。1枚の絵を見せて発表は良くないなと思う。

シャヒーンとかは中東のキャラはこれまで出てなかったし、ちゃんとしたものを出すためにコンセプトアートを見せてここが違うとかこんなの中東のキャラじゃないとか言われながら色々改善して今のデザインになった。キャラによってリリースの仕方は考えて変えている。


Q.ツイッターでのファンの困った行動について

自分に無理なお願いをスパムで何度も言ってくるやつはビッチ。
自分の考えたオリジナルキャラを見せてくるのはビッチ。その絵をゲームで使ったら著作権がどうとかで絶対揉める。そういうのは止めてくれと言っているのに、アカウントを沢山作って大量にスパムを送ってくる奴はビッチ。

2人きりなら絶対言えないような事を言ってくるのはやめて欲しい。



ファミ通の鉄拳7インタビュー記事も読み応えがあるので、ぜひ鉄拳ファン・原田ファンの方は読んでみて下さい。

キャラクターはアップデートで追加! 『鉄拳7』正式稼動を記念して、プロジェクトディレクター原田勝弘氏にインタビュー

http://www.famitsu.com/news/201503/25074789.html