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2021-02-24 (4)


「Core-A Gaming」の動画『ロールバック・ネットコードはいかにしてラグを軽減しているのか?』が、翻訳キュレーターのLiT_Japanさんによって、日本語字幕つきで視聴可能になりました。

この動画は2020年8月に公開されたもので、『GUILTY GEAR -STRIVE-』でも好評のロールバック方式のネットコード技術を解説した内容となっています。
GGPOでおなじみのTonny Cannon氏が開発した”自分の入力が相手に到達する前に反映される”ロールバック・ネットコード技術の仕組みが、8分ほどにまとめられています。

開発者のTonny Cannon氏は、その仕組みと導入する場合の注意点について、以下のように語っています。
『(相手がガードしていたら次の1Fもガードしているという風に)プレイヤーは直前の行動を繰り返すと仮定する。その予測は60FPSなら90%以上で当たっている。』
『(ロールバック方式を採用するなら)初動の2~3Fで切り替わる大きなエフェクトや文字は、ロールバックが長くても入れない方が良い。1~2F目に大きな変化のある技も入れないこと。』

未来を予測して画面に表示させることでラグを感じにくくし、間違っていた場合はロールバック(巻き戻す)するというロールバック方式のネットコードの導入は、従来のディレイ方式よりも複雑だそうですが、上手く導入できれば、より離れた場所で快適なオンライン対戦が可能になると解説されています。






以下、翻訳キュレーターのLiT_Japanさんから頂いたプレスリリースです。
格闘ゲームの分析動画を投稿している韓国の人気チャンネル「Core-A Gaming」の動画『ロールバック・ネットコードはいかにしてラグを軽減しているのか?』が、本日2月24日より日本語字幕付きで視聴できるようになりました。これまでにもTwitterで話題を呼んできたCore-A Gamingによる格ゲー分析動画・日本語字幕化の最新版になります。

今回の動画では、今年4月9日発売予定で、現在オープンβテスト中のGUILTY GEARシリーズ最新作『GG -STRIVE-』への導入で話題になっている「ロールバック・ネットコード」の技術にフォーカス。同技術により、海を越えた日米間のプロe-Sportsプレイヤー同士が快適に対戦を出来ることに感嘆したり、従来よりも低遅延な対戦が可能になっているというプレイヤーのフィードバックが続出しています。今までは主に海外のゲームで導入されていたネットコードですが、従来の「ディレイ・ネットコード」にしか馴染みのない日本のプレイヤーにも分かりやすく、独自アニメーションと開発者のインタビューを交えて解説されています。

在韓アメリカ人のジェラルド・リーが手掛けるCore-A Gamingはこれまでにも、格闘ゲームにおける「煽り行為」についての心理学観点からの分析、「バランス調整」ついての経済学観点からの分析動画を投稿しており、チャンネル登録者数は37万人、チャンネル総再生数は4400万回を突破しています。

日本語字幕を手掛けるのは翻訳キュレーターのLiT_Japan。多数の海外動画に日本語字幕を提供してきた映像翻訳家で、自身のTwitterを通して海外動画の翻訳及びプロモーションを行っています。今回の日本語字幕化がCore-A Gamingとのタッグ5弾目となり、これまでの動画もTwitterで多くの話題を呼んできました。

各種リンク:

・YouTube動画『ロールバック・ネットコードはいかにしてラグを軽減しているのか?』
 https://youtu.be/0NLe4IpdS1w
・Core-A Gaming 日本語字幕付き動画一覧のプレイリスト
 https://youtube.com/playlist?list=PLSC7FazSXJI2B1l0rgIvybqqqkS1c-7do
・YouTubeチャンネル「Core-A Gaming」
 https://www.youtube.com/c/CoreAGaming/
・翻訳キュレーター @LiT_Japan Twitter
 https://twitter.com/LiT_Japan

各動画におけるゲーム画面及びBGM使用は批評目的のため、フェアユース法(合衆国法典第17編第107条)によって保護されています。