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cpt2020c


株式会社カプコンの2020年3月期決算説明会「事業戦略資料」および「決算短信補足資料」が、カプコンIRページにて公開されました。
決算発表記者会見では触れられていませんが、eスポーツ事業について「事業戦略資料」に概況がまとめられています。

「事業戦略資料」5ページでは、2020年度の重点テーマとして「国内外でのリーグ戦のオンライン開催により、裾野を拡大」とあります。
現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、CAPCOM Pro Tourをはじめとするeスポーツ関連イベントが延期・中止になっていますが、今後の計画については「事業戦略資料」16ページで以下のように記載されています。
■eスポーツ戦略
中長期視点でステークホルダーの拡大に向けた取り組みを展開
→新型コロナ影響を考慮し、国内外に向けた各大会をオンラインで開催
→ユーザー層の更なる拡大のため、女性トーナメント大会の実現を目指す

カプコンは以前からeスポーツ事業について中長期視点で投資していくことを明言していますが、今回の決算資料ではeスポーツ事業単体での業績と計画が発表されています。
それによると、2020年3月期実績が売上高3億円・営業損失10億円。2021年3月期計画では売上高1億円・営業損失12億円とのことです。



通期 オンライン決算説明会資料




カプコン、「eスポーツアカデミー」創設や地方チーム、女性リーグ設立を計画。国内のeスポーツは「種をまいている段階」「本格的な収穫の時期を迎えるには一定期間を要する」