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2019-07-26 (5)

プロゲーマーのウメハラ選手・マゴ選手が、ここ1週間ほどの間に自身の配信で、格闘ゲームのプロゲーマーを取り巻く現状を語りました。

ウメハラ選手は「経済的な意味では今がピーク」と語り、あと1~2年でプロを取り巻く環境が厳しくなると予想しています。
マゴ選手はCPTのシーズンが長く旅費や移動の疲れなど、選手に大きな負担となっていると指摘しています。さらに、一部のスター選手を除いてスポンサーになっても費用対効果が合わず、eスポーツブームがあるから成り立っているとコメントしています。

今後は格ゲーのプロが雨後の筍のように現れる時代が終わり、スポンサーもよりシビアな目で選手を見るようになっていくのでしょうか。


以下、2人の発言内容のまとめです。

【ウメハラ選手の発言内容】
・太いスポンサーとドライなスポンサーの2つある。太い方をつかまえちゃった人は緩んじゃう。
・太いっていうのは、投資だと思って長くお金を貰えるところ。一時的にいっぱいくれるところが太いわけじゃない。長く通ってくれるお客さんみたいな。
・今が経済的な意味ではピークだと思う。オリンピックが終わったら選手にまわってくるお金が減ると思う。少なくともあと1~2年で今みたいなユルユル体制ではなくなる。
・業界は右肩上がりだと思うけど、選手ということでいえば、今のような甘さは消える。この状況は長くは続かない。eスポーツ全体は右肩上がりだと思う。
・格ゲーは競技としてキャラ差とか矛盾というか、ほとんどのキャラいらないじゃんとなってしまう。それを踏まえて限られたキャラで遊べばいいのかもしれない。そこが改善されるなら格ゲーは面白いと思う。
・1~2か月は早いかもしれないけど、3か月ごとくらいに調整しちゃえばいいのに。
・シューティングは本当のことを言えばeスポーツ。エンタメとして見るには長すぎるけど、実はめちゃくちゃeスポーツ。
・競技である以上は運の要素はあまりない方がいいと思う。
・これから何か始めてプロになりたいものはない。もう遅い。

日本のプロの配信をまとめて海外ファン向けにYouTubeで公開されているFGC Translatedでも取り上げられています。





【マゴ選手の発言内容】
・プロツアーは長すぎる。3月、4月から12月まで休みなしで、まわってる連中の体力がもたない。
・20時間くらいかけて移動して、大会に出て早朝に帰る。プレッシャーの中で戦う生活が8か月続くのは、さすがに長い。
・ポイントを稼げていれば自分のペースで休めるけど、カプコンカップに出られるか分からない瀬戸際の人達はマイペースに出来ず疲れる。
・スポンサー的に費用対効果が合わないと思うことがある。給料も払わないといけないし、旅費も高い。
マネタイズができるかというと、ある程度注目度はあるけどPCを使ってるわけじゃないのでスポンサーがつきにくいというのがある。
・月給20万、旅費年間300万なら540万円でサラリーマン以上の金がかかる。
・もっとスポンサー側にメリットのある業界になればいいと思う。選手側もアジア圏内だけでやれるようになったらいい。
・そういう意味でストリートファイターリーグとかEVO Japanとかはありがたい。
・いつか綻びがでてしまうんじゃないかと思ってる。
・ウメハラ、ときどのような費用対効果の合う人材はいるけど、全員がそうじゃない。無名の若手を入れても給料と旅費だけ消耗していく。何かしら費用対効果の合う活動があればいい。
・楽しませている皆さんから、楽しませてもらってる分だけのメリットをプレイヤーに与えて貰える何かがあればいい。
・eスポーツブームがあるから成り立ってるだけで、上手く回ってるわけではないと思う。
・視聴者が出来る努力はお金を払うとかではなく、格ゲーに興味なかった人たちを誘って「一緒に楽しもうぜ」って言うだけでも違う。いわゆる動画勢をもっと増やしてもらうのが「格ゲーコミュニティに何かしたい」と思うなら一番良い。
・人口が増えれば広告効果も高まる。