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2019-07-11 (1)


IT大手参入、5G時代のゲームは? カプコン辻本社長

カプコン辻本社長 なぜeスポーツの大会に素人を参加させたか

カプコンの辻本春弘社長の記事が、日本経済新聞(7月9日付)と日経クロストレンド(7月10日付)に掲載されています。

日本経済新聞の記事は、次世代通信規格「5G」に関する内容です。
辻本社長は、5Gによってクラウドでのゲームが普及したとしても、ゲーム専用機の存在を脅かすほどではないと考えているようです。「ゲーム機の進化にも注目している。進化に合わせてユーザーに何が提供できるか考えたい」といったコメントが掲載されています。

日経クロストレンドの記事は、カプコンのeスポーツ戦略と「ストリートファイター5アーケードエディション」のeスポーツ大会についての内容です。
辻本社長は、現在のCAPCOM Pro Tour(CPT)について「トップランカーが定着していて、大会方式を見直す時期」と感じているそうです。

そして、日本でのeスポーツ大会開催は、辻本社長自ら指揮をとって改革に乗り出したとのこと。
先日行われた「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」は、プロ・若手・ビギナーといった構成の3on3チーム戦で実施されました。
トッププレイヤー同士のハイレベルな試合を望む既存ファンからは批判があったそうですが、eスポーツを『誰でも参加できる』ものとして広く浸透させていくことが重要だと辻本社長は語っています。
結果的にアマチュア選手の上達が視聴者の共感を呼び成功。辻本社長は「スポーツは選手が成長する姿を見て感情移入していくもの。eスポーツでもそれは変わらないと感じた。」とコメントしています。

辻本社長は次の動きとして、プロ野球やJリーグのように全国各地に本拠地を置くチーム同士が戦うリーグ構想を実現させるそうです。
世界中に視聴者が多く、放映権で莫大な利益を得る海外のビッグクラブを手本に、「これこそeスポーツの目指す方向だと感じた」「将来的には必ずマネタイズできる」と自信を持って取り組む意欲を見せています。


上記の2本の記事は、会員登録すれば誰でも無料で読むことが出来ます。
特に日経クロストレンドの記事は、辻本社長が陣頭指揮をとる今後のカプコンのeスポーツ展開について書かれているので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。