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カプコンプロツアーのコントローラーに関するルールの更新が発表されました。
先日の「Combo Breaker 2019」でウメハラ選手が持ち込んだコントローラー”通称・ガフロコン”が物議を醸しましたが、今回の更新でそうしたコントローラーの改造に一定の歯止めがかかりそうです。


今回発表された内容をまとめると以下のような内容です。

・攻撃ボタンは最大8個まで。弱Pボタンを2個など、同じ攻撃を複数のボタンに割り当てるのはNG。
・移動行動(上下左右)は最大4個まで。上方向を2個など、同じ行動を複数のボタンに割り当てるのはNG。
・移動行動をボタン化するのはOK。移動行動をボタン化した場合は、レバー側で入力出来なくする必要がある。(上方向をボタン化した場合は、レバーの上方向を無効化する。)
・デュアルショック4等のアナログスティックは、ボタン化してはならない。(十字キーとアナログスティック両方で移動行動できるのはパッドだけ)
・左右同時入力は、両方の入力を維持または不成立にする必要がある。
・上下同時入力は、両方の入力を維持または不成立にすることを推奨。上方向のみ維持するのは特例として認める。

結論としては、純正ヒットボックスやパッドが今まで通り使用可能ですが、ボタンの増設などコントローラーの改造に一定の規制が設けられた形です。

コントローラーのカスタマイズ

公平性の担保としてカスタマイズが認められる範囲は以下の通りとなる。

  1. 攻撃行動として使用できる入力系統は最大8個までとする。ただし同じ攻撃行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、弱Pボタンを2つ以上設置することは認められない。攻撃行動の入力系統が8個を超えるコントローラーを使用する場合は事前に不要な入力系統を攻撃行動として使用できないようにする措置を行わなければならない。
なお、ゲーム中の『コントローラー設定』で攻撃行動の入力として使用できないボタン(DUALSHOCK 4のL3、R3ボタン等)については上記対象とならない。
  2. 移動行動として使用できる入力系統は最大4個までとする。同じ移動行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、上方向キー入力ボタンを2つ以上設置することは認められない。
  3. 移動行動を方向キーやレバー、アナログスティックではなく、ボタンとして適応したものを移動ボタンと言う。移動ボタンとレバーは共存して設置することができるが、その場合は対価として、対応する移動行動のキー入力を失わなければならない。例えば、上方向キーだけを移動ボタン化した場合、レバーの上方向の入力は無効化しなければならない。
  4. 移動行動ができる方向キー、レバー、移動ボタンと、アナログスティックは共存して設置することができる。ただしアナログ入力による移動行動はアナログ情報のまま入力を行わねばならない。例えば、アナログスティックをボタン化したりレバー化したりする等の機械能力の変換を行うことは認められない。
  5. 左右の方向キーが同時に入力された場合は、両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とする必要がある。
    1. 同様に上下の方向キーが同時に入力された場合は両方の入力を維持、もしくは両方の入力を不成立とすることが推奨される。しかし、上方向のみの入力として出力されることは、ファイティングゲームコミュニティやCPTの運営の歴史に鑑みると排除されるべきではないため、特例的に認める。ただしCAPCOM MVはCPTにおいてこの特例を破棄する権限を有す。
  6. 上記はコントローラーのみならず、キーボードでも同様にルールが適応される。


カプコンがコントローラーの使用規定について公式発表「競技に有利性をもたらすコントローラーの使用はCPTの精神に沿わない。CPTルールにない場合、現地大会ルールを尊重する。」

Hitboxとガフロボックスの違い、SOCD Cleanerとは?なぜSOCD Cleanerを採用するのか?ガフロボックスは何がスゴイのか?




なお、フリートライアルも6/26~7/8に実施とのことです。