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takeya


「EVO Japan 2019」2日目に、チョコブランカ選手が「ももち選手がカプコンカップで受け取った賞金は10万円だった」と語ったことから、当サイトを含め各種まとめサイトで取り上げられるなどして、大きな騒動となりました。

海外の格ゲー大会でも高額賞金を受け取るにはJeSUプロライセンスが必要?「Capcom Cup 2018」で、ももち選手が受け取った7位タイ入賞の賞金は10万円だったことが判明!!

当サイトでは、上記の記事で取り上げましたが、2月18日のももち選手の配信で、その真相について明かされました。
間違ったニュアンスで伝わっているということで、ももち選手から直々にこの騒動について語った内容を、この記事でまとめます。


以下、ももち選手が語った内容です。


・チョコブランカ選手が言った話は、「Capcom Cup 2018」決勝の話。CC全部という話ではない。
他のCPTでは貰える。上限が10万円という話ではない。2018年はそうだった。
・CPT2018だと、「ジャパンプレミア」と「CC決勝」以外は大丈夫。
・なぜCC決勝とジャパンプレミアだけだったかというと、詳しいことは分からないが、たぶん日本のカプコンが(運営を)というところで、日本人選手はライセンスが適用されるらしい。
・CC決勝で7位タイになった時に、『ももちさんはライセンスを所持していないので、賞金は上限があります』という話で終わりではなく、『ライセンスを付与することで賞金を受け取れます』という話。そのタイミングで、受け取るかどうかは、ももち選手に選択権があった。
・10万円になった理由は、『自分は今の段階ではライセンスはいいです』という選択をしたからそうなった。
・CC決勝でライセンスを持っていない選手が入賞した際に、その理論で言うと、そこでライセンスを付与しないと賞金が払えない。だから日本人選手に対しては、賞金を払う+ライセンス付与は基本的にセット。それは日本のプレミア大会も一緒。
(ジャパンプレミア2018では、trashbox選手が7位タイに入賞してライセンスが付与された)
・アマチュアの選手やライセンスを持っていない選手がCCにいきなり出て、賞金が貰えないということはない。ライセンスを受け取れば賞金を受け取れる仕組み。
ももち選手もライセンスがなかったので、『ライセンスを受け取りますか?』というところで断った。
・『ももちが頑張ったのに賞金が貰えなかったぞ、どういうことだ?!』というわけではなく、ももち選手自身に選択権があり、その中で『自分は賞金を頂かなくていいですよ』という選択を自分でした。
・心配してくれるのは嬉しいが、自分が決めたことなので周りを攻撃したりするのはやめて欲しい。
『全額貰えなかったぞクソーー!!』という話ではない。
・『じゃあ貰えばいいじゃん。なんで貰ってないの?』という話になると思うが、それはプロライセンスが出来る時に、文書を公開した。そこから大きく変わっていることはない。
http://shinobism.com/statement
そこでライセンスを受け取るのは、自分が賞金を欲しいから受け取るだけになってしまう。それは違うかなというのがあったため、そういう選択をした。CC7位の賞金が100万だったら、1000万だったらという話ではない。そこは一貫しているつもり。
結局、賞金を受け取るためのライセンス。それ自体はいいけど、それがなくても受け取れるじゃないですか?というところに疑問が残る。
・ライセンス自体を否定するつもりはない。良くなっていけば自分は嬉しい。自分の疑問とかは解消されてない。
今回の「EVO Japan 2019」は(150万円)全額貰える。優勝した後に、関係者から『今回の大会は、ちゃんと賞金全額お支払いしますので』と言って頂いたので、向こうも色々情報があったんだと思う。前日にとある方が投げかけたので。
・今のプロライセンスの条件は大会上位入賞者で、チョコブランカ選手はプロライセンスの付与に該当する選手ではない。
ライセンスを受け取っていない理由でよく言われる『チョコが受け取れない』『チョコに付与されるから、なんでチョコにくれないんだよ!そんなの嫌だよ!』という話ではない。
・ちゃんとした基準があって、そこでしっかりしたものがあるというのは大事だと思う。『じゃあチョコだけ特例で付与します』となった方が、不信感というか『違うだろ』となる。
・この話はチョコブランカ選手とは関係ない話。最初の声明を出した時にチョコブランカ選手の名前を出したので誤解されている。ももち選手がライセンスを受け取らない理由に、チョコブランカ選手は関係ない。
・他の世界各国のCPTの賞金もライセンスが関係してきて上限がありますとか、下手したら大会自体出られませんということも、今後あると思う。そうなってくると苦しい。賞金はおいといて、大会に出られませんだと存在意義がなくなってしまう。
・オープン大会ではそういったことは難しい。『日本人選手はライセンス所持者じゃないと出られません』とやってしまうと、EVOとかに皆が出られなくなってしまう。もしくは全ての日本人選手にライセンスを付与することになるので、現実的にはないと思う。
・ライセンス所持者のみが招待されて、そこに海外のプレイヤーを入れてリーグ戦やトーナメントをやるものが出来て、そこに出れないとなると寂しさがある。
・CC決勝でももち選手が貰える賞金が少なくなった話は、大半の人には関係ない話。それを表立って言うつもりはなかった。発信力のある、ももち選手自身が言わないといけないことがあると思った。
・例えばアマチュアの選手がCC上位に入って『プロライセンスを受け取らないと賞金が貰えません』となって、でもその人はライセンスを取らないかもしれない。会社で副業規定がとか、思想の違いで受け取らない人が出てきた時に、問題になると思う。『賞金貰えなかったぞ!』とその人が言う確率が高い。
CC決勝に関しては、ルールに(ライセンスが適用される)そういった記載がない。『自分もそうでしたよ』とそのタイミングで言っても、『なんでももち黙ってたの?それすごい問題になるかもしれないじゃん!』っていうのもある。
・ルールに、日本人選手が賞金を受け取る際にライセンスも同時に…という一文はあった方がいい。
・海外で英語で作ったルールを日本語に翻訳するので、英語のルールにそんな記載はもちろんない。
基本的にライセンスを断る人はいないはず。ももち選手がイレギュラーなだけ。ライセンスを受け取るデメリットは普通の人にはない。受け取るのが普通だと思う。
ライセンスの話は、カプコンカップTOP8に残った時に言われた。CC決勝の前日ではなく、もう少し早く言って欲しかった。そこが唯一の不満点、配慮して欲しかった。
・ももち選手自身で納得してやっているので、他(メーカー、JeSU、ライセンスを受け取っている選手など)を悪くいったりするのはやめて欲しい。あくまで個々の考え方の話。
・大会中のコメントとかで、この話が混じってしまって申し訳なかった。

配信アーカイブ

https://www.twitch.tv/videos/382669464?t=47m46s