このエントリーをはてなブックマークに追加
2018-10-17


株式会社カプコンは10月12日(木)に、「統合報告書2018」を公開しました。


100ページ以上にわたって事業の詳細が説明された報告書ですが、この中で現在カプコンが推し進めているeスポーツ関連ビジネスや、ストリートファイターシリーズをはじめとする格闘ゲームについても触れられています。

34ページでeスポーツ戦略について触れられており、2018年度にeスポーツ専門部署を新設し投資を増強したことと、今後は5年~10年かけてて市場の基盤を構築することで、中長期では ビジネスとして大きく花開く可能性があると記述されています。

37ページでは発売直後にトラブルが続出した「ストリートファイターV」を例に、いかにして信頼とブランドを回復したかが解説されています。

2019年の具体的な計画としては、「Capcom Pro Tour ジャパンプレミア」と連携した大会を全国6都市の店舗で開催(85ページ)することや、賞金を増額してユーザーの裾野拡大に向けたイベント実施などeスポーツへの先行投資を行う計画から4億円の営業損失見込み(87ページ)といったことが書かれています。

現在の「Capcom Pro Tour」は賞金総額60万ドル以上という規模で実施されていますが、今後も5年~10年程度、赤字覚悟で投資が続くものと思われます。