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Sako, age and reaction time - from the academic literature

カプコンプロツアー・プレミア大会「TWFighter Major 2018(闘魂2018)」でsako選手が優勝しました。
sako選手は39歳にして第一線で活躍し続けており、格闘ゲームのプロゲーマーの年齢的な限界を意識する上でも貴重な存在です。
そんなsako選手について、視覚神経科学の博士号を持つという海外勢が、redditに興味深い投稿をしています。

投稿者のDarkMoonことDia Dhuit氏によると、目で見た情報を脳で処理する速度は、年齢を重ねるごとに衰えていき、それは複雑な映像であればよりシビアに衰えるそうです。「ドラゴンボールファイターズ」は、スト5やInjusticeのようなゲームよりも年齢による衰えの影響が大きいと例が挙げられています。
人間は20歳から65歳までに25%ほど脳の処理速度が衰えるそうですが、訓練により若い時のパフォーマンスを維持できるどころか、年齢的な影響すら逆転させることが出来るそうです。
映像を脳で処理する速度は、訓練により改善できるとのこと。

sako選手やウメハラ選手のような(30代後半でいまなおトップクラスの活躍をしている)プレイヤーは、そうした年齢による映像処理速度の衰えの影響を受けていないことが予想され、Dhuit氏によればそうした人は65歳以上で3週間の訓練をした18歳~22歳の若者とほぼ同じだそうです。

さらに経験の蓄積などもあり、特定のパターンへの反応も早くなるそうです。
これは例えるなら、人ごみの中に友人がいると分かっていれば見つけることが出来るかもしれないが、そこにいると知らなければすぐそばに来るまで分からないというようなもので、格ゲーだと経験で相手の行動が分かっていればより早く応答できるといったものです。

一般の人を対象とした実験データも示されており、20歳~40歳の反応速度の差は30msで、これは60fpsで動くストリートファイターの場合は約2Fになります。
プロゲーマーレベルの仮説では、年齢による影響は著しく減少し、おそらく最初の数十年は平坦になるだろうとDhuit氏はコメントしています。
また、男女の差では女性の曲線が(一般の?)男性の曲線にくっつくように崩壊するだろうとのことです。男性は反応速度に基づく競争で女性よりも多く練習する傾向があると補足されています。

多くの訓練を積んだ20歳~40歳の反応速度の衰えに関するデータはないそうですが、この仮説が正しければsako選手は65歳でも今と変わらないパフォーマンスが期待できそうです。