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2018-02-18 (3)


2018年2月7日の参議院予算委員会にて、経済産業大臣の世耕弘成氏が日本のeスポーツについて語りました。
これは2月18日に開催された座談会「ゲームと金」にて、日本eスポーツ連合(JeSU)の浜村弘一氏が触れたもので、日本維新の会・浦野靖人からの質問に対して、世耕大臣は以下のように回答しています。

世耕大臣:
現在、全世界で10億ドル程度の市場規模があり、これからも年間13%程度で成長していくだろうとみている。
単に興行として大会が盛り上がるだけではなく、戦っている映像がYouTubeとかで配信されて、それがまたビジネスになっていくとか色々な広がりがあって、日本のコンテンツ市場全体の拡大に寄与すると考えている。
次期アジア大会でも競技として取り上げられるという話も出ている。

ただ、法律的に色々と引っかかるところがある。
例えば、賭博に当たるのではないかとか、風営法の届け出が必要ではないかとか、これはそれぞれの法律で判断していって頂くしかない。
特に景品表示法に引っかかる。高額商品が出る場合は、景表法に抵触するのではないかという指摘もあった。これは経産省も間に入って、消費者庁と関連団体の間で整理をさせて頂いて、プロのプレイヤーが参加する興行性のあるeスポーツ大会における賞金は、あくまでも仕事の報酬ということで、法律上の景品類にはあたらないという整理が行われた

さらに、1月22日に今まで3団体に分かれていたのが、日本eスポーツ連合(JeSU)という形で一本化された。一本化されて今後プロスポーツ化に向けた動きが本格化すれば、高額賞金が出る大会の開催など、eスポーツの活性化の環境が整っていくのではないかと期待している。
経産省としては日本eスポーツ連合と連携を図りながらeスポーツを健全に発展させて、日本のコンテンツ産業の振興に取り組んでいきたいと思う。



https://youtu.be/OAe6Pm20Oyg?t=24m10s