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2017年11月22日に発売された「eスポーツマガジン」に掲載されているウメハラ選手のインタビュー内容が海外に翻訳されて伝わり、一部の海外トッププレイヤーが異議を唱えています。
問題の発言は「レベルの高いプレイヤーだけが参加できる招待制の大会がもっとあってもいい」というもので、賛同するよりも否定的な意見が多いようです。




ウメハラ選手はインタビューの中で以下のように語っていると伝えられています。

・プレイヤーの強さをABCに分けるだけなら2先で十分。でも、Aの中で本当に誰が一番強いのかは分からない。
・10先なら誰が最強か分かるけど、少なくとも5先なら実力差が見れる。
・テニスみたいなのが本当はいい。もしもeスポーツというのなら、ルールを改革する時期だ。
・EVOのような誰でも参加できる大会があまりにも当たり前になりすぎている。
・E-Leagueのような、レベルの高いプレイヤーだけが招待されて、時間をかけて試合ができる大会がもっとあってもいいと思う。
・招待制の大会がもっと増えて欲しいというもう1つの理由は、プロの価値を高めるため。
・本当に強かったとしても招待されないかもしれない。招待制大会が増えることで、勝つことだけがプロじゃないと皆が理解するだろう。



以下、海外のトッププレイヤーの意見を一部抜粋。

MenaRD選手
「ウメハラの意見には反対だ。スキルではなく存在感で選ばれた人たちの大会になりかねない。有名プレイヤーにとっては利益をもたらすが、自分はそれがいいとは思わない。」
「ウメハラが長期戦が得意だというだけで、もっとリーグ戦の大会を増やせというのはアンフェア。他のプレイヤーがCPTで似たような結果だったとしても、ウメハラは招待されて他のプレイヤーは招待されない。ウメハラはまだお金を得て露出もしているが、他のプレイヤーはそうではない。(例としてウメハラを挙げただけだが)」

Justin Wong選手
「ウメハラは見るという観点から考えているんだと思う。オープントーナメントはいつもあるけど、彼はプレイヤーや視聴者等にもっと機会を増やすために招待制大会を望んでいる。」
「大会が重なって参加する大会を選択することにはなるだろうね。既に起きてるけど。」

Luffy選手
「自分も招待制には反対だ。」
「良いところと悪いところがある。招待制は7割が同じプレイヤーになる。輝くチャンスが与えられないプレイヤーには、常に嫉妬が芽生える。さらに悪いことに、プレイヤーが招待状を得るために組織(スポンサー?)が金を支払うことになるに違いない。」
「おまけに招待制は簡単な大会みたいなものだ。500人じゃなくて32人だから、賞金はかなりいい。プロゲーマーとしてはもっと招待制の大会が増えてくれたらいいね。でも格ゲーマーとしては自分のコミュニティがゆっくりと金に蝕まれていって欲しくない。」
「招待制大会の賞金が巨額になって、プロがオープントーナメントを軽視するようになることを恐れている。LoLとかオーバーウォッチでは大きな問題になってるんだよ。」



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