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2017-02-19 (4)
プロゲーマーから個別指導を受けられることで話題となった『GameLesson』がサービス延期となった件について、運営会社のYOUDEAL社長・山本氏が、2017年2月17日(金)の配信で延期になった経緯を語りました。


以下、配信で山本氏から語られた内容です。

『GameLesson』の目的
ゲームで生活できる人を増やしたい。ゲームが上手くなりたい人が、教えてもらうことで上手くなる。
最終的には、その結果ゲーム人口を増やす目的を達成するため『GameLesson』事業を立ち上げることを検討した。
アメリカでは他の方がやられていて、好評だと聞いている。(アメリカでは既に存在する)FPSやLoLなどの家庭教師サービスにならって始められたらという感じだった。

『GameLesson』開始に至った経緯
山本氏は昔プレイヤー(学ドル)だった。
毎日練習しているがなかなか上手くならない、上手くなりたくても練習方法が全然わからない、教えたい人はいるが個人個人に教える環境がないといった悩みが結構あった。
山本氏は戦略が下手で、結構教えてもらっていた。
教えてもらうと当然上手くなるし、山本氏自身がたまに教えることがあると感謝された。
教えられると必ず上手くなる。そしてその過程でゲームが絶対好きになる。
上手くなった人が好きになると、ゲームユーザーの増加・維持につながるということを強く感じていた。
ユーザーからのニーズは強くあると思った。今回の講師陣もそれを感じていて賛同してくれた。
そうして立ち上げる事になった。

ハイタニ選手がYOUDEALに入った時に、「山本さん、プロゲーマーが子供とかちゃんと育てられるような世界にして下さいよ」と言われた。
たしかにそういう世界を作りたいと思った。
山本氏が19歳の頃にゲームで食おうとしたが食えなくて、違う商売を始めて一応ご飯は食べられるようにはなったが、やはり悔しかった。
今、この時代にそういう世界を作る助けが出来ればと思った。
プロゲーマーも収入はまだまだ安定しないと思っている。配信や(イベント)出演、賞金などがあるが、もっと他にも色々な収入があっていいのではないか、ないと駄目なんじゃないか、食えないんじゃないかというのがあった。
それがサービス開始に至った強い動機のひとつ。

法的な安全性について
しかるべき知識を持った複数の方に相談しながら、講師の派遣という観点からビジネスを組み立てた。
講師の方にも「なぜこれが大丈夫なのか?」ということを説明して、安心してもらった上で講師としてして頂いた。
法的に良いから何でもやっていいというわけではなく、メーカー等に誠実になるようにサービスを改善していく予定だった。
メーカー、配信会社、プロゲーマーなど多くの方にヒアリングを行った結果、100%同じ回答だった。
「個人的にはおおいに賛成だが、組織としては賛同できない」というものだった。

ゲームが上手い人が暮らしていける時代を作りたいということで、手数料もほとんどなく赤字でやることになったので、YOUDEAL内でも、やるべきかどうか揉めた。
しかし誰かがやらなければいけないと思った。
各社のヒアリングやプレイヤー、講師の方の声も大きく意義を感じて実行に移した。

延期になった理由
ニュース的には単価が高いからなどと言われているが、実はそうではない。
固有名詞は出せないが、とある配信関係の会社の方から「GameLessonで講師をやるのはいいが、メーカー公式の場に出られなくなる可能性がある」と言われた。
メーカーの発言ではなかったが、プレイヤーが生活していける可能性を増やすためにやっているのに、結果的にそうした形でプロゲーマーの価値が落ちるところが寸分もあってはならないと思った。
山本氏がその電話を受けて、約半年準備して少なくないお金を突っ込んだ事業ではあったが、やめようと言った。無期延期になる。

ホームページに記載されていた"お客様の声"について
テストマーケティングを行い、その時の声を掲載していた。
その事も詳しく表記すべきだった。本当に申し訳ないと思っている。
誤解を与えてしまった。

価格について
値段を決めた基準は、家庭教師のトライやゴルフのレッスンプロ、将棋のプロやトレーニングジムの指導料などを参考に決定した。
最初はもっと安くて、価格はかなり揉めた。今の半分くらい(1時間4000円)だった。
山本氏の感覚では、3~4時間くらいの労働で1万円を持って帰って頂ければ、そのお金で生活してもっとゲームが出来る、上手くなるという事が出来ると思った。
しかし、ある1人のプレイヤーから「ハイタニが4000円だと、プロゲーマーの1時間の価格が4000円だと決まってしまう。それは値打ちが決まってしまうので、あまり良くないのではないか」と言われた。
たしかに正論だと思い、価格を引き上げようとプロゲーマー価格を作った。
ただ、プロゲーマーも普通の価格を選べるようになっていて、本人の意思で安い価格にして家庭教師が出来るようになっていた。

お客様から頂くのは、月額300円と授業料。
他の家庭教師の会社が取っているような手数料は、かなり安い手数料になっていた。
講師の方から「本当にそれでやるんですか?利益でないでしょ?」と言われるくらいの金額。
それだけ講師の方に直接貢献して、収入を取って欲しいというのがあった。
今後同じサービスを誰かがやっても、これ以下の手数料は出来ないだろうという手数料でやっていた。
ビジネスとしては成功するかどうか不安な部分もあった。

今後のサービス開始の可能性
無期延期にして考え直したい。
色々難しいビジネスだったので、死ぬまでに実現できたらいいかな程度に考えている。
もっと良い形があるはず。
登録者は「こんなにたくさんの人が教えてもらうことを望んでいるのか」というくらいの数が1日で来た。
これだけの人達が支援してくれるなら是が非でもやりたいと思える数字だった。
いつか何らかの形で実現できればと思っている。



http://www.nicovideo.jp/watch/sm30657522

『GameLesson』公式サイト
http://gamelesson.jp/




プロゲーマーから1時間8,000円で直接指導を受けられる事で話題になったYOUDEALの『GameLesson』がサービス開始延期
http://chigesoku3.doorblog.jp/archives/50619911.html
プロゲーマーのハイタニ選手、ゆかどん選手が1時間8,000円で家庭教師に?!YOUDEALがゲームの家庭教師サービス『GameLesson』を開始
http://chigesoku3.doorblog.jp/archives/50607718.html