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woshige1209





「ストリートファイターV」のバトルプランナーで、ギルティギアシリーズのトッププレイヤーとしても知られるカプコンのヲシゲ氏のインタビュー動画が公開されています。
シーズン1が終わって「ストリートファイターV」の最初の1年を振り返った感想や、シーズン2に向けた調整などを語っています。


以下、インタビュー内容の書き起こしです。


今年のカプコンカップ
今年のカプコンカップは32人中、日本人が一番多かった。
TOP8も日本人6人、アメリカ人2人で、アメリカのプレイヤーが優勝する可能性は、低いのではないかと思っていたが、アメリカのプレイヤーがやり込みを見せてくれた。やり込みが反映された結果だと思う。

海外勢の活躍
ゲーム性がスト4シリーズから大きく変わって、直感的にプレイしてもそれがゲーム内に反映される。
もちろん練習は必要だが、感覚的に動かしてもある程度結果に繋がるゲーム性に変わったのが大きいと思う。

ストVの狙いの成否
ゲームのコンセプト的に"リセット"というものが強く出ている。
練習した成果がでるのは重要だが、ストリートファイター4シリーズと違う観点でゲームをプレイして練習を積み重ねプレイヤーが、世代交代というか、新しいプレイヤーがどんどん入ってくることを目指していた。
結果的にカプコンカップを見ると、去年と面子が大きく変わったところがあるので、狙いとしては成功したと思う。

シーズン2の調整に向けたシーズン1のデータ収集
日本国内のユーザーの声や、対戦動画を見ていた。世界中で毎週大会が行われているので、毎週対戦動画を見て、ユーザーがどういう風に遊んでいるかを見ていた。
ゲーム内の「こういうところを変えて欲しい」という声は、CSAと協力して集めていた。
次のバージョンに向けて意見をまとめて、それを反映していっている。

主なシーズン2の調整内容
シーズン2で大きく変えたのは、無敵技の性能調整。
リュウの昇龍拳やキャミィのキャノンスパイクなどの無敵技は、発動直後から無敵時間があったが、そういったところに大きくメスを入れて、攻撃発生が出るまで無敵時間をつけないようにした。
ゲージを使った切り返しで、キャラクターによって差が出ていたので、そこに関しては大きくテコ入れした。

シーズン2でヲシゲ氏が望むこと
バトル調整に関しては、かなりのキャラに対して相当な数の調整を入れているので、正直ユーザーが求めている調整内容とズレたりすることもあると思う。
1つ1つの変化を、新しいゲーム性として楽しんで欲しいなと思っている。